当訓練校の訓練期間は、2年間です。
一年訓練生は、一般住宅畳の基礎訓練の他、両面薄縁、鐘小台、六角鐘小台、飾り円形壁掛け、飾り屏風、拝敷、茵、その他を勉強して作ります。
二年訓練生は、更に高度な一般住宅畳の他、神社、寺院の紋縁付畳の技術を学びます。又、自分で寸法取りをして、六畳間、八畳間、大広間等の畳を製作して敷き込むことができるようになります。神社、寺院で使用される二畳台、八角二畳台、礼盤などの厚畳や八重畳のような難しい畳も勉強して作れるようになります。両面四方板入れ柱立てのような伝統的な板入れも習得します。
優秀な指導員が指導にあたりますので2年間で以上の技術が習得できます。また、二年訓練生は、指導員と協力して一年訓練生の指導を行います。二年生が一年生を指導することにより、きめ細かい指導と、二年訓練生の確実な技能習得ができるようになっています。
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訓練生の作品の一部は、校内にある畳工芸美術館に展示され一般公開されています。畳工芸美術館には、二十数年間の畳工芸品と特殊畳が1000点程展示され、観光名所にもなっており、毎日多くの人たちが、関東一円それに東北から見学にこられています。
資格
・終了試験の技能照査試験があります。(畳を手縫いで一畳仕上げる)
・4月に修了しまして8月の末、当訓練校にて2級技能試験を受けられます(学科免除)
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